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2009年10月8日木曜日

秋の夜長に

仕事帰りに図書館の前を通ったのでぶらりと中へ、

数年ぶりの「札幌市曙図書館」

山岳関係の本はあるかな~と見ていたところに飛び込んできたのが、

川島康男 著の「凍れるいのち」(しばれるいのち)



『昭和37年12月、北海道学芸大学函館分校山岳部の
パーティー11名は、冬山合宿に大雪山縦走を目指した。

しかし、そこから帰還したのはリーダーの野呂幸司ただ1人だった。
部員10名全員遭難、死亡。かたくなに沈黙を守る野呂に対し、
轟々たる非難と呪詛が集中した。

その野呂がついに今、45年間の沈黙を破り、遭難事故の全貌と
その後の人生の軌跡を明らかにする。』

という、ノンフィクション作品。

リーダーだけが遭難から生還し、周りからの非難を浴びながらもその苦悩に立ち向かう姿、

「自分の失敗で死なせてしまった十人の仲間。
その”黒い十字架”を背負って、おれは生きてきたんだ」


一週間かけてよむつもりが、一晩で読みきってしまいました。

10人の仲間を失い、自らの足も凍傷で切断。

しかしそれを糧とし事業も成功させている彼にとっては

この遭難は運命だったのだろうか・・・


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